【オランダ 移住】ビザの種類と条件

オランダへの移住を考えてて、日本人でもビザが必要って聞くんだけど、ビザって何のことなの?

ビザは査証とも言って、国が自国民以外に対してその人の持っている旅券が有効であり、かつその人の入国を許可する証書のことよ

じゃあビザがないとそもそも海外旅行にも行けないってこと?

そんなことは無いよ。実は日本のパスポートはビザ免除協定によってビザ無し滞在が認められていて、入国日より180日の期間内で最大90日まで協定国(192カ国)に滞在できるのよ

じゃあ、90日以内の滞在だったらビザは不要ってことだね!ということは90日を超える海外移住ではビザが必要ってこと?

その通りよ。だからオランダへの海外移住についても、91日以上オランダに滞在するだろうから、ビザを取得しないといけないのよ

海外移住を考えている方でしたら既にご存知かもしれませんが、上記会話の通り、90日を超えて滞在する海外移住にはビザ取得が必須となっております。

そこで今回はオランダに移住するために取得が必須となるビザの種類について解説していきたいと思います。

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オランダ移住に必要なビザの種類

オランダのビザは大まかに3種類に分類することができます。
・ファミリー、パートナービザ
・就業ビザ
・留学ビザ

ファミリー、パートナービザの条件

オランダ人の配偶者又はパートナー(共にある一定の条件を満たした)を持つ人のビザ(就労可能)

一般条件:

  • 21歳以上で有効な旅券を有していること
  • 公序に対する脅威がないこと
  • 犯罪歴や、不法滞在歴、リスクとなる人物ではないことを証明する(申請書と共に提出)

一般条件をクリアした上で満たす必要のある条件:

  • 申請者がパートナーと結婚している、登録パートナーシップを結んでいる、長期に渡って排他的な関係である(その期間中、他にパートナーの様な人物が申請者のパートナー以外一切存在しない)、のいずれかに該当すること
  • 配偶者がオランダに住居していること(住所登録が配偶者と同じであること)
  • 申請者が海外でオランダの市民統合試験に合格、または免除されていること
  • パートナーはオランダ国籍を所持、または有効な滞在許可書を所持していること
  • パートナーが家族と居住している、経済的にも自立した長期居住者である、一時的ではない人道的理由から滞在を許可されている、有効な滞在許可書を所持し最低1年以上オランダに住んでいる
  • パートナーの所持している有効な滞在許可書がauペア、文化交流、ワーキングホリデーの類いではないこと
  • パートナーの収入は自立するために必要な額を満たしていること、それらの生活が持続可能である額であること
  • パートナーは申請者のスポンサーであることを宣言できる

滞在可能日数:5年間未満

申請に必要なもの:

  • 婚姻証明書(配偶者関係にある場合)
  • パートナーであることを証明できる書類(SNSの履歴など)
  • オランダ入国時残存有効期限6か月以上のパスポート(入国日スタンプが記載されたもの)
  • 翻訳された戸籍謄本(3か月以内発行)※アポスティーユ認証付

以下は申請者の状況によりますので、オランダ入国管理局(IND)のサイトを確認してください。

  • 在オランダ日本国大使館にて出生証明・未婚証明などの申請
  • 戸籍謄本・身分事項に関する書類をデンハーグにある外務省に提出し、リーガリゼーション(外務省による認証)の取得
  • オランダの移住場所証明
  • 配偶者の収入証明書

就業ビザの条件

オランダで就業するために必要となるビザで、様々な種類が存在します。
ここでは主要なビザをご紹介します。
申請条件・申請書類・申請方法はビザにより異なりますので、詳しくはオランダ入国管理局(IND)のサイトを確認して下さい。

普通労働者

どのカテゴリーにも属さない方で、最も一般的なビザ。個人、雇用主側のどちらでも申請が可能です。労働許可と居住許可の両方が一つになったGVVA(シングルパーミット)という許可になります。

知的労働者(Highly skilled migrant)

日本国民として給与条件が4500€(30歳以上)・3299€(30歳未満)を満たし、オランダ企業に雇用されている場合は、雇用者が高技能知的労働許可証を申請することができる。
IND認定のスポンサー登録を行なっている企業が申請をするビザ。

企業内転勤(intra-corporate transferee)

現在EU外の企業にて雇われていて、オランダの支店に働くことが決まった人のためのビザです。いわゆる駐在員の方達が対象となるビザになります。

個人事業主(self-employed)

オランダ内で個人事業主・フリーランスとして働く人のためのビザです。オランダ商工会議所に登録した上で、資本金として€4,500を銀行口座に預託する必要があります。

研究者(researcher)

Directive(EU)2016/801に基づく研究者が対象。
オランダ国内の企業や研究機関から研究プロジェクトに招待された博士課程の学生や研究者などに適用されるビザです。

留学ビザの条件

条件:

  • フルタイムでの就学が可能であること
  • 滞在中十分な留学費用があること
  • 有効な旅券を有していること
  • 犯罪歴・不法滞在歴がなく、リスクとなる人物ではないこと

申請に必要なもの:

  • 英語に翻訳された戸籍謄本(3か月以内発行)※アポスティーユ付
  • 在オランダ日本大使館にて出生証明、未婚証明など申請
  • 上記の戸籍謄本・身分事項に関する書類をデンハーグにある外務省に提出し、リガリゼー ションを取得。
  • パスポートのコピー ※入国スタンプが記載された場所を含む
  • 写真2枚4.5cm×3.5㎝
  • 残高証明書
  • 大学の受け入れ証明書・在学証明・在留カードなど
  • 語学力証明

まとめ

本記事では大まかなビザの種類について解説いたしました。
どの国でも同じですが、ビザの種類は様々用意されていますので、まずは自身がどのビザを取得するのかを検討するところから始まります。
オランダのビザ取得を検討されている方で不明点や疑問点がある方は、どんな些細な事でも無料で相談に乗りますので、ページ下部のお問合せフォームよりご連絡をお願いします。

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